中小企業でもできる!コロナワクチン職域接種プロジェクト とは?

職域接種とは

ワクチン接種に関する地域の負担を軽減し、接種の加速化を図っていくため、企業や大学等において、職域(学校等を含む)単位でワクチンの接種を行うものです。

しかし中小企業が実施するためには高いハードルが立ちはだかります。下記は厚生労働省が発表した実施要件です。

実施要件
(1)医師・看護師等の医療職の他、会場運営のスタッフ等、必要な人員を企業や大学等が自ら確保すること。
また、副反応報告などの必要な対応を行うことができること。
(2)接種場所・動線等の確保についても企業や大学等が自ら確保すること。
(3)社内連絡体制・対外調整役を確保すること。(事務局を設置すること。)
(4)同一の接種会場で2回接種を完了すること、最低2000回(1000人×2回接種)程度の接種を行うことを基本とする。
(5)ワクチンの納品先の事業所でワクチンを保管の上、接種すること

特に「最低2000回(1000人×2回接種)」の要件は1,000人を集める必要があり、中小企業単体では事実上無理です。

そこで千葉の社会保険労務士法人エフピオでは、中小企業を集めて集団接種をできないか、プロジェクトをスタートしました。このサイトはそのプロジェクトの記録です。

企画スタート、社労士法人なら1,000人集められる?

200社を超える企業クライアントを持つ社労士法人なら、声をかければ1,000人くらい集められるのではないか?

かんたんな発想でスタートした企画でした。3つの大きな課題が存在します。

職域接種の3つの条件

①1000名以上の接種者が必要

これはメーリングリストで募集を募ったところ、直ぐに1000人を超えるご希望を集めることができました。厚生労働省には最終的に5000人の予定で、申請をしております。

②医師および看護師の確保

企画者が社労士法人であったことが幸いし顧問産業医がいたのです。奇跡的に快く協力してくれる医師が見つかりました。ただ看護師の確保はもう一歩というところです。時間の融通が利きそうな看護師さんに心あたりの方がいらっしゃる場合にはぜひご紹介ください。心よりお願い申し上げます

③会場の確保

たくさんの企業様からお申し出がありましたが、いざ詳細を検討すると・・・交通の便が良く、2~3ヶ月間専有でき、ワクチンの保管が安全にできる環境は意外に難しいものです。これも偶然だったのですが、実は企画者の社労士法人エフピオは執務室の増設(54.79坪)を準備している状態でした。そこで執務室の増設を一旦停止し、3ヶ月ワクチン接種会場に転用することとしました。(警備会社の監視サービスもあります)

幸運に幸運が重なり、中小企業を集めての集団接種が現実味を帯びてきました。(なお検討からここまで約12時間・・・)厚生労働省の申し込みサイトより集団接種会場の申し込みを行いました。

それで・・・接種にかかる費用はどうするのか?

会場が自前とはいえ、家賃はかかりますし、医師や看護師へのお手当や各種備品・消耗品の購入など課題が山積しています。試算によると予定通り5,000人接種できれば、参加いただく企業にご負担必要はありません。

ただし、医師および看護師の確保状況により、予定どおりの接種ができない場合には、運営にかかる費用を接種人数に応じての負担をお願いすることになります。ご参加いただく企業様にはあらかじめご了解をいただくことになります。

このサイトで最新情報を発信していきます。

今後このサイトで開始時期、開場時間、プロジェクトの進捗等、随時更新して参ります。